水無月は6月30日の「夏越の祓(なごしのはらえ)」にいただくお菓子。三角形のういろう生地に小豆をのせ、「暑気払い」や「厄除け」の願いが込められています。
作り方のポイントは蒸し方にあります。火加減は強過ぎず、やや弱めの中火でじっくりと蒸してください。もっちりとした美味しい生地に仕上がります。
行事菓子としてはもちろん、日常のおやつにもおすすめです。
材料:4個分 – 玉子豆腐器(12×7.5cm)1つ分
- 白玉粉:8g
- 葛粉:8g
- 薄力粉:30g
- 上新粉:25g
- 上白糖:45g
- 水:120g
- 甘納豆:50g
あんこラボういろうは複数の粉を合わせて作ります。各粉の食感のよいところが合わさって美味しくなります
道具
- 玉子豆腐器(12×7.5cm)
- クッキングシート
- ボウル
- ホイッパー
- ザル(粉ふるい)
- 蒸し器
作り方
調理時間:約60分
1. 下準備
- 蒸し器の湯を沸かしておきます。
- 玉子豆腐器にクッキングシートを敷き、準備しておきます
クッキングシートの敷き方はこちらをご参考に
「玉子豆腐器にクッキングシートを敷く方法」


2. 生地を作る
- ボウルに白玉粉と葛粉を入れ、水を少しずつ加え、ホイッパーで混ぜて溶かします
- 上白糖、薄力粉、上新粉をふるい入れ、ホイッパーでダマがなくなるまでよく混ぜます
- 生地がなめらかになったら、大さじ1~2を取り分けておきます(後で甘納豆と上に流します)
3. 蒸す(1回目)
- 型に残りの生地を流し入れたら、すぐに蒸気の上がった蒸し器に入れます
- やや弱めの中火で30分蒸します
4. 甘納豆をのせて、もう一度蒸す
- 蒸しあがったら型を蒸し器から取り出し、生地の表面をキッチンペーパーで軽くならします
- 甘納豆をバランスよく散らします
- 取り置いておいた生地を全体にかけます
- さらに10分蒸します
- 蒸しあがったら型から取り出し、常温で冷まします



取り置いた生地をかけたら、型の端の方にも生地を行き渡らせてください
5. 冷まして、三角形にカットする
- 常温でしっかり冷まし、完全に冷めたら型から外します
- 三角形にカットして完成です
水無月の意味と由来
- 三角形は、氷室から切り出した氷をかたどったもの。夏の厄払いと健康祈願の意味が込められています。
- 小豆は古来より「邪気を祓う力がある」とされ、厄除けの意味で使われています。
- 一年の折り返しに、半年分の穢れを祓い、これからの健康を願って食べましょう。
保存方法・賞味期限
- 保存方法:常温で涼しい場所で保管します
- 賞味期限:翌日までにお召し上がりください







