春の香りをぎゅっと閉じ込めて。
桜の花の塩漬けを使った、季節限定の華やかな餡。
甘塩っぱくてふんわりと香る「桜あん」は、春のお団子や大福、どら焼きなどにぴったり。
ほんのりピンクに色づいたあんは、見た目にも春らしく、気分も華やぎます。
美味しく美しく仕上げるポイントは2つ。
- 桜の花の塩漬けはしっかり塩抜きすること
- 花の額(がく)やしべをていねいに取り除くこと
この2点をおさえれば、色も味も香りも美しい「春色の桜あん」が作れます。
材料
- 桜の花の塩漬け:10g(塩抜き前の状態)
- 白あん:100g
- 紅色素:ごく少量(ほんのり色づけ用)
道具
- ボウル
- ザル
- ヘラ
- キッチンペーパー
- 包丁とまな板
作り方
1.桜の下処理(額やしべを取り除く)
- 桜の花の塩漬け(10g)をボウルに入れ、手で塩を軽く払います
- 花を1つずつ広げながら、額(がく)やしべ、茶色く変色した部分を取り除きます
※この工程で仕上がりの色と舌触りが決まるので、丁寧に行いましょう。

あんこラボ細かい作業で大変ですが、出来るだけ細かく取り除くと、仕上がりがきれいになります




2. 塩抜きとみじん切り
- ザルに桜の花を入れ、ボウルにたっぷりの水を張って2回ほど水を替えながらやさしく洗います
- キッチンペーパーの上に広げ、水気をしっかり拭き取ります
- 花びらを細かくみじん切りにします



花の塩漬けは塩気が強いので、しっかりと洗い、塩抜きします








3. 白あんに混ぜる
- ボウルに白あん(100g)を入れ、みじん切りにした桜の花を加えて混ぜます
- 別の器で紅色素を微量の水で溶かし、ごく少量ずつ加えて色を見ながら混ぜます
※薄紅色〜桜色が目安。色素はほんのわずかでもしっかり色づきます







紅色素はほんの少量で濃ピンク色になるので、入れすぎないようにご注意ください






保存方法・賞味期限
冷蔵庫で保存し、賞味期限は冷蔵で翌日までです
おすすめの使い方
- お団子にのせて
- 桜大福に包んで
- どら焼きのあんとして
- 寒天と合わせて「桜あんみつ」に


春の訪れを感じる「桜あん」、手づくりならではの香りと色をぜひ楽しんでくださいね。








