東京の老舗甘味処では、冬になると登場する「玉子雑煮」。
透き通ったすまし汁に、ふんわり玉子、香ばしい焼き餅。かまぼこや三つ葉が添えられて、心も体もほっとあたたまります。
甘味処の「玉子雑煮」は、卵ではなく“玉子”と表記するのが特徴。
寒い日のお昼ごはんにもぴったりな、優しく上品な味わいです。
お家でも気軽に作れるよう、出汁はパックで簡単に、具材はシンプルに仕上げましょう。
材料:3人分
- 切り餅:3個(1人1個)
- 卵:2個
- 青ねぎ または 三つ葉:適量
- かまぼこ(またはなると):6枚
<すまし汁>
- 出汁(パックまたはお好みのだし):600cc
- 醤油:小さじ1
- 酒:大さじ1
- 塩:少々
道具
- ボウル
- 鍋
- おたま
- 魚焼きグリル または 網
玉子雑煮の作り方
1. 下準備
- 青ねぎは小口切りに、三つ葉ならざく切りにしておきます。
- かまぼこは薄く6枚にスライス。
- 卵2個をボウルに割り入れ、溶き卵を作っておきます。


2. 出汁を用意する
- 鍋に出汁を入れて中火にかけ、温めます。
- 沸騰直前になったら醤油、酒、塩を加え、味をととのえます。
- 火を止めて、いったんそのまま置いておきましょう。


3. 溶き卵を出汁に入れる
- 溶き卵を、鍋の中に静かに流し入れます。
- 火は入れずにそのまま蓋をして2分ほど蒸らすと、玉子がふわっと固まります。
※火を入れすぎないことで、やさしい口当たりに


4. もちを焼く
- 餅は魚焼きグリルまたはトースターで焼きます。
- 表面がこんがりと香ばしく焼けたらOK。
※焼きたての香りがたまりません!


5. 盛り付け
- お椀に焼き餅と、かまぼこを2枚入れます。
- ふわふわ玉子の入った出汁をやさしく注ぎます。
- 青ねぎや三つ葉をそっとのせて、できあがり。



食べ方のコツ
- お餅は汁の中でふやけるととろりと柔らかくなり、それがまた格別です
- お好みで、ゆずの皮を少量すりおろして添えると、香りがさらに引き立ちます
保存・アレンジ
玉子雑煮は作りたてが一番美味しいですが、出汁だけ前日に仕込んでおくのもOK
残った出汁にうどんやご飯を入れて雑炊にしても美味です
「甘味処の冬の味を、おうちで。」
ふわふわの玉子と、だしの香り、焼き餅の香ばしさ。東京の冬に恋しくなるあの味を、ぜひご自宅でもお楽しみください。

