日本各地にいろいろなお雑煮がありますが、あんを入れるお雑煮といえば、香川県の「あん餅雑煮」。
白味噌仕立てのまろやかな出汁に、あん餅を入れた香川の郷土料理です。
白味噌とあんこの組み合わせは意外と思われるかもしれませんが、一口食べれば納得。甘じょっぱさがクセになる、冬にぴったりの味です。
今回は、手に入りやすい材料で簡単に作れるよう、白玉粉を使った「あん団子」でアレンジ。
初めての方でも、やさしく作れるレシピにしました。ぜひお家でお試しください。
材料:3人分
<出汁>
- 煮干し:6g(内臓と頭を取った状態で)
- 水:300〜400cc
※お好みで、かつお出汁やあご出汁でもOKです
<調味料>
- 白味噌:20g前後(お好みで調整)
- 日本酒:少々
<具材>
- 大根:5cmほど(6枚分)
- 人参:2cmほど(3枚分)
<あん団子(3個分)>
- 白玉粉:30g
- 水:28g
- こしあん:30g(10g×3個)
<仕上げ>
・青のり:少々
道具
- ボウル
- 鍋
- ザル
あん餅雑煮の作り方
1. 煮干し出汁を取る
- 鍋に煮干しと水を入れ、30分ほど浸けておきます。
※丁寧に仕上げたい場合は、煮干しの内臓と頭を取り除いてから使用します - そのまま火にかけて加熱します。沸騰したら火を弱めて5分ほど煮出し、アクを取り除きます
- ボウルにザルをのせて出汁を漉します




2. 野菜の下ごしらえ
- 大根は半月型6枚、人参は丸型3枚にカットします
- 鍋で柔らかくなるまで下ゆでします



3. あん団子(3個)を作る
- ボウルに白玉粉を入れ、水を加え、耳たぶほどの柔らかさになるまでこねます
- こしあんは3つに分け、10gずつ丸めておきます
- 白玉生地であんを包み、団子を作ります
- 沸騰したお湯に団子を入れ、弱火でゆでます。浮かんできたら1分ほど加熱し、ボウルに取り出しておきます





5. 出汁に味をつける
- 1で取った出汁を鍋に戻し、温めます
- 日本酒を少々加え、白味噌を溶かします
※味噌の量はお好みで調整してください



6. 盛り付け
- お椀に、大根(2枚)、人参(1枚)、あん団子(1個)を入れます。
- 上から白味噌出汁を注ぎ、青のりをふりかけて完成です


保存・賞味期限
- あん団子や出汁は作ったその日のうちにお召し上がりください
- 白玉粉で作った団子は時間が経つと固くなりやすいため、作りたてがおすすめです
